【Dynamics CRM】実稼働・サンドボックスインスタンスの切り替え
Dynamics CRM Onlineでは本番環境として利用する実稼働インスタンスと
開発や検証用環境として利用するサンドボックスインスタンスが提供されています。
そのインスタンスの種類を切り替えることができるアップデートが地味に提供されていましたので、やってみたいと思います。
■インスタンスの切り替え
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn896590.aspx
インスタンス切り替えのメリット
そもそも、インスタンスを切り替えることに何のメリットがあるの? というところですが
Dynamics CRMのインスタンス機能において、コピーやバックアップの復元先に実稼働インスタンスを指定することができない、という制約条件が挙げられます。
なので、本番環境にバックアップを使って、もとに戻したいと思っても、素直に復元することはできません。
そんな時にインスタンスの切り替えを使えば、サンドボックスにあらかじめ復元しておき、実稼働インスタンスとして適用させる、みたいな使い方が可能です。
もしくは、開発環境で構成していた内容を本番環境として切り替える(リリースに近くて、ちょっと違う)といったアプローチにも使えますね。
インスタンス切り替えの注意点
Dynamics CRMでは実稼働インスタンスライセンス(通常1つ提供)とサンドボックスインスタンスライセンスでライセンスが分かれていますので、
基本的に実稼働とサンドボックスを入れ替えたい場合は
インスタンス切り替えの手順
まず、実稼働インスタンスをサンドボックスインスタンスに切り替えます。
インスタンスの種類を「サンドボックスインスタンス」に変更して、保存します。
これで、実稼働インスタンスがサンドボックスインスタンスに切り替わりました。
アラートとして実稼働ライセンスが余ってますよと表示されます。
その後対象のサンドボックスインスタンスを実稼働に切り替えます。
実稼働インスタンスに切り替わりました。
切り替わりにそこまで時間はかかりません。