#decode19 に参加&登壇してきましたレポート
年に1回開催される Microsoft の技術者向けカンファレンスであるdecode 2019 に参加&登壇してきました!
https://www.microsoft.com/ja-jp/events/decode/2019/default.aspx
本当は去年 CData Software Japan のスポンサー枠で出展・登壇する予定だったのですが、私用で急遽参加できなくなっていたので、リベンジも兼ねて行ってきました!
私のセッション:誰のための API?
私のセッションでは、API Provider(提供側)に向けて、これからのAPI時代に向けて、使われる・活用されるAPIになるためには、どのように取り組むべきか? をテーマに Azure API ManagementとWeb API Standardで取り組むAPIエコシステム、Developer Experienceのあり方を解説しました。
セッションスライドおよび資料は以下のGistにまとめています。
www.slideshare.net
2週間前に開催されたJJUGでは、API 利用者側目線でのAPIエコシステムに触れましたが、今回は私が CData Software Japanに入ったぐらいから考え始めていたAPI 提供者側視点でのエコシステムの話です。
私のBlogでもちまちまと触れている要素ではあるんですが、こうしてまとまった形でセッションに起こすのは初めてだったので、そういった意味でも大変ありがたい機会になりました。
実は発表時は「うーん、反応いまいちかなぁ」と思っていたんですが、Twitterでありがたいコメントを頂いたりして、やってよかった! と今では思っています!
ふらっと入ったセッションだったけど、めちゃめちゃ良かった。
— ける@Kerberos (@Kerberoberos) 2019年5月31日
社内のAPI研修でこの方の資料を紹介することにしよう。#decode2019 https://t.co/clOAqjCk4k
私が参加したセッション:1日目
以下、私が参加したセッションのざっくりとした感想を。
基調講演 #KN01
https://www.microsoft.com/ja-jp/events/decode/2019session/detail.aspx?sid=KN01
基調講演はなんともHoloLens押しでしたねー。ただ、今回は Dynamics 365 と組み合わせたサービスが大きく出てきたところが、個人的に大きなポイントでした。
そのためか、今まで以上にDynamics 365が重要なポジションとして紹介されていましたね。
#decode2019 #Dynamics365 も大事なポジションとして紹介されてる! pic.twitter.com/CHxtvyDj4x
— Kazuya Sugimoto (@sugimomoto) 2019年5月29日
あと衝撃的だったのは平野社長のダンスですよねw ネタとしても秀逸ですが、テクニカル面の宣伝効果としても絶大だったのではw
なぜ平野社長がダンスw
— Kazuya Sugimoto (@sugimomoto) 2019年5月29日
りんなじゃないの?w
#decode19 pic.twitter.com/ezO7CQpIpi
Azure Data Services で実現するエンタープライズ データ分析基盤解説 #DP04
https://www.microsoft.com/ja-jp/events/decode/2019session/detail.aspx?sid=DP04
Azure Data Lake Storage Gen2がちゃんと理解できればいいかなーと思って結構気軽に参加したセッションだったんですが、Azure Databricks や Azure Data Factoryとの連携、プラクティスを押さえたセッションになっていて、個人的に思わぬ収穫でした。
Azure プラットフォームによるビッグデータアナリティクスパターン
— Kazuya Sugimoto (@sugimomoto) 2019年5月29日
DataLakeからDataWare Houseに流し込むのはなんで?#decode19 #DP04 pic.twitter.com/sgvpN7r3sd
もちろん、Azure Data Lake Storage Gen2の立ち位置も明確に解説してくれて、ようやく全体像がすっきりした感がありました。
この図はわかりやすくてありがたい。
— Kazuya Sugimoto (@sugimomoto) 2019年5月29日
#decode19 #dp04 pic.twitter.com/nr3GxSsUeR
HoloLens を活用した働き方改革! Dynamics 365 Guides・Remote Assist 活用手法と環境構築を解説します #CM05
https://www.microsoft.com/ja-jp/events/decode/2019session/detail.aspx?sid=CM05
今までちゃんとリアルでデモを見ていなかったので、参加してみたセッション。でも、HoloLens以上に、CDS・PowerBIも駆使して、Traningの各工程にかかった時間を可視化しているところが個人的に大ヒットでしたね。
作業工程の中でどの作業に時間がかかっていたのか、を分析することができる。いいねー
— Kazuya Sugimoto (@sugimomoto) 2019年5月29日
ガイドするだけじゃないんだけー#decode19 #CM05 pic.twitter.com/Aqf7AukD9Y
Dynamics 365にガイドデータ
— Kazuya Sugimoto (@sugimomoto) 2019年5月29日
CDS にトレーニングデータ
PowerBIでトレーニングデータを分析#decode19 #CM05 pic.twitter.com/8DSd4MBXqB
今は目新しさの方が強くて、こんなことができるんだぜ! が先行してしまう感じですが、こういったビジネスニーズにぐさっとささる機能が出てくると、ぐっと導入した時の数字が見えてきていいですね。
SNS 分析を 20 分で作成! Power Platform の活用術 #PR81
https://www.microsoft.com/ja-jp/events/decode/2019session/detail.aspx?sid=PR81
写真を取り忘れたので拝借。Twitter分析は私も以前やっていたので、自分のやったアプローチとの比較やシナリオの参考にしたいなーと思っての参加でした。
本日午後1時時点のツイート3693件を分析した結果、decode19のハッシュタグを除くとAzure、Hololens、Chomadoさんが多い!#decode19 #PR81 pic.twitter.com/StGZ23Brht
— Tomohiro Tsukui (@tsukky_2000) 2019年5月29日
ポイントはCognitiveを介して、キーフレーズの抽出ですかね! そのあたりを丁寧に解説されていたのが印象的でした。あとは物量が増えた時どうなるのかなーと思ったりです。
ツイッター分析デモ!#decode19 #PR81 pic.twitter.com/jHbqFAgXeH
— Tomohiro Tsukui (@tsukky_2000) 2019年5月29日
私が参加したセッション:2日目
.NET とクラウド ネイティブ ~ 本格化するクラウド移行とそのアーキテクチャ (前編) #DT07
https://www.microsoft.com/ja-jp/events/decode/2019session/detail.aspx?sid=DT07
なんといってもgRPC!
gRPC!まじか!
— Kazuya Sugimoto (@sugimomoto) 2019年5月30日
それはメチャクチャ楽しみ!#decode19#DT07 pic.twitter.com/dkOGVgCGHf
特に併せて.NET 5にWCF(SOAP)が含まれなくなるというのが衝撃的でしたね。
おおー
— Kazuya Sugimoto (@sugimomoto) 2019年5月30日
WCFが.NETに含まれない!
SOAPからgRPCに本格的に置き換えか。
古い資産が沢山ありそうだよなー
同じRPCの考え方だから、作るアプローチは流用できそうだけど、レガシーとして残っていきそうな気がするよなぁ#decode19#DT07 pic.twitter.com/W5Z0VJZVQi
もちろん、SOAPそのものはもう終わりでしょ感がありましたが、それに併せてgRPCへのシフトを打ち出してくるのは意外でした。
あとはgRPCがマイクロサービスレイヤーまでなのか、それともオープンAPI領域まで足を伸ばしてくるのかどうかが気になるところ。(プロトコルパッファーだとつらいかな) でも、これを期にC#でgRPCを攻めてみようと思ったりした次第。
デモで魅せます! 近未来の企業システム #SP04
https://www.microsoft.com/ja-jp/events/decode/2019session/detail.aspx?sid=SP04
いろんな製品カットで企業システムのデモを見せてくれたこのセッションでしたが、個人的にぐぐっと来たのは、最初に出てきたデータ活用促進のための解決アプローチ。ソフト面からハード面まで、どんな観点で取り組むべきか? が見えてきますね。
データをまとめて、必要最低限の整形をする
— Kazuya Sugimoto (@sugimomoto) 2019年5月30日
これ大事
バラバラのフォーマット、プロトコル#decode19 #SP04 pic.twitter.com/6Q7OfuJX36
デモはDynamics 365 からPower Platform・IoTまで全部入。これがMicrosoft プラットフォームの強みだよなぁと改めて思ったり。
Dynamics 365 sales, CE, FieldService, PowerPlatform, IoTまで全部入りのデモ#decode19 #SP04 pic.twitter.com/3igrvgt80y
— Kazuya Sugimoto (@sugimomoto) 2019年5月30日
SQL Server 2019 Big Data Cluster 入門 #DP01
https://www.microsoft.com/ja-jp/events/decode/2019session/detail.aspx?sid=DP01&dy=2
SQL Server 2019 のBig Data 処理関連機能、SQL Server 2019の全体像を通して、Big Data Cluster(以下BDC)のポジション、捉え方から丁寧に解説されたセッションでした!
もともとBDC単体だけをさらっと見ていて、かつまあまあHortoneworksみたいなものでしょ?(穿った見方・・・)とぶっちゃけ思っていた私にとって、SQL Server との親和性、全体アーキテクチャを懇切丁寧に解説してもらえたので、BDCをなぜ使うのか? がとても腹落ちしたセッションでした。
この分け方で話してもらうと、すごい飲み込みやすい
— Kazuya Sugimoto (@sugimomoto) 2019年5月30日
PolyBase もビッグデータ処理の観点に加わるのかー#decode19
#DP01 pic.twitter.com/pvMioRd8e9
特にSQL Server・BDCを通じて、今SQL Server以外にも多数存在している外部データをどのように処理していくのか? といったパターン、考え方、機能差の解説はすごくよかったです。このスライドだけでも、個人的には参加した価値がありました。
この図、、、いいわぁ、、、
— Kazuya Sugimoto (@sugimomoto) 2019年5月30日
うちの会社でも使おう、、、#decode19
#DP01 pic.twitter.com/GzpVHE5HIf
セッション資料はこちらで公開中。 https://github.com/MasayukiOzawa/decode-2019
C# ドキドキ・ライブコーディング対決 @ de:code - ONLY C#!! Blazor Web 開発バトル - #MW51
https://www.microsoft.com/ja-jp/events/decode/2019session/detail.aspx?sid=MW51
Burikaigi恒例コンテンツ! ドキドキライブコーディングが decodeに!
本当にありがとうございました!!!!
— むろほし (@RyotaMurohoshi) 2019年6月1日
『de:code 2019で「C# ドキドキ・ライブコーディング対決」でメンバーの一人として登壇した! #MW51 #decode19 』https://t.co/55aHROT2sf
decodeらしく、いつも以上にMS最新テクノロジーを意識しているのかなーという回でしたが、Blazorの解説としてこれ以上適切なものはないんじゃないか!? というくらいテック解説コンテンツとしても素晴らしいものでした!
あまりBlazorに注目していなかった(ry)自分も、思わずやってみたくなるほど。(そういえば、CData ADO.NET ProviderもWebAssemblyとしてロードできたりするのかな? 調べてみよう)
技術カンファレンスの締めとして、素晴らしいセッションでした!
おわりに
実は4月末から咳が止まらないなーと思っていたら、1週間前に肺炎と診断されて「やばたにえん!」という感じだったんですが、なんとか気合とおくすりで直して、参加できて、本当によかったです!
自分のセッションとしては、反省点も多くありましたが、何はともあれとても素晴らしい経験をさせていただきました。
来年もまた参加するぞー!