【Azure】Bitnamiを使ってAzureにRedmineを立ててみる + SendGridも組み合わせてメール通知
bitnamiという便利なサービスを知りました。
bitnami 公式 https://bitnami.com/
会社でRedmineを立てる必要もあったので、まず自分で検証用に構築してみました。
bitnamiってなんじゃらほい
Azure・AWS・Oracle CloudといったIaaS環境を提供しているクラウドサービスに対して、WordpressやRedmineやSubversionといったサーバー上で稼働するオープンソースアプリケーションを簡単にデプロイすることができるサービスです。
IaaSで真面目にRedmineとかを建てようとすると、VM構築してー、Apache入れてー、ほにゃらら~、となりますが、これを使えば、いろんなオープンソースアプリケーションをさくっと構成することができます。
今回はAzureにRedmineを立てて、ついでにメール通知をSendGridで構成してみました。
bitnamiサインアップからサブスクリプションの追加
あらかじめ、Azureのサブスクリプションは取得しておいてください。
まず、Bitnamiにアクセスしてユーザーアカウントを作成しておきます。
その後、以下のURLのAzure用コンソールにアクセスして、サブスクリプションの追加を行います。
サブスクリプションはテナントをまたいで複数追加・管理することができます。
「Add subscription」をクリックして
「Create Management Certificate for Microsoft Azure」をクリックします。
あらかじめ、対象のAzureにサインアップしていれば、以下のような画面が表示されて、サブスクリプション ファイルをダウンロードすることができます。
以下のようなものですね。
これを先程の画面に追加すれば、対象のAzureサブスクリプションにアプリケーションを構築できる権限を移譲できます。
Redmineの構成
サブスクリプションを有効化後、Rdmineをデプロイします。
LibraryにRedmineがありますので、Lunchをクリックします。
任意の名称と対象のサブスクリプション、VMのサイズとRegionを選択して、「Create」をクリックすれば、Redmineの構築が始まります。
簡単ですねー。ただ、なぜか日本リージョンがうまくいきませんでした・・・。なんでだろう・・・。
あとは気長に待ちます。だいたい30分くらいだったでしょうか。
90%までいくと構築されている感じですが、なんか90%以上進まないときは画面をリフレッシュすると良さげです。
以下のような画面になれば、構成完了です。
Redmineにアクセスできました。
すばらしいスピード感です!
メール通知用SendGridの設定
初期状態では連携するメールサービスが無いため、Redmineの肝心要なメール通知が行われません。
なので、今回はすべてクラウドで完結できるように、SendGridを使って、メール通知が飛ぶようにしてみました。
まずは、AzureからSendgridを追加します。特にめんどうな部分は無いので、設定は割愛。
一応以前Blogで紹介しています。
SendGrid構成後UserName・パスワード・SMTP サーバーを控えておきます。
サーバーへの接続はSSHで行う必要があるので、今回はTera Termを使ってみました。
なお、Redmineのメール通知機能はconfiguration.ymlに設定されています。
メール通知のためのconfiguration.ymlの設定 — Redmine.JP
Tera TermでAzure VMのホスト名、ユーザーID・PWを入力して、接続を実施します。
ホスト名・ユーザーID・PWはbitnamiのサーバー情報からも確認できます。
以下の通り接続できたら、
「cd ~/apps/redmine/htdocs/config」にある「configuration.yml」を編集します。
cd ~/apps/redmine/htdocs/config
vi configuration.yml
以下の情報をSendgridの設定に変更します。
設定後、Redmineにログインし、「メール設定」から「テストメールの送信」をクリックして、メールが送信されればOKです。