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【API Memo】Twitter Kit SDK が10月末でサポートを終了する模様

Twitter Kit SDK が10月末でサポートを終了するらしいですね。

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元情報ソースはこちら。

blog.twitter.com

ニュースサイトでも大きく取り上げられています。

www.itmedia.co.jp

Twitter SDKAndroid, iOS, Unityの3種類提供していたようで、この3種類すべてでサポートを終了するようです。

Overview — Twitter Developers

公式Blogで興味深いのが以下のメッセージ

We built Twitter Kit to help publishers build native apps, but given the evolving needs of our publishers, we have decided to sunset our support of the SDK. We plan to ramp up investments in widgets and our web embeds.

私たちはパブリッシャーがネイティブアプリを開発するのに役立つTwitterキットを作成しましたが、パブリッシャーのニーズの変化に対応して、SDKのサポートを取りやめることにしました。 私たちは、ウィジェットやウェブ埋め込みに投資する予定です。(雑翻訳)

Twitterが提供しているSDKのラインナップから見ても分かる通り、スマートフォンアプリなどでもっとTwitterを使ってもらうための方針だったと思いますが、最近APIへの取り組みの変化、純正TwitterアプリやWebを使う方向へ持っていきたいのかな、というニュアンスも以下のニュースから感じていたので、来るべくして来たのではないのかなと思います。

www.itmedia.co.jp

あと、ちょっとこのニュースを見て、改めて意外だったのは、JavaやC#、RubyPHPといったメジャーな言語SDKは公式で提供していなかったところ。

もちろん、APIは引き続き提供されるので、SDKが即使えなくなることは無いにしても、APIのバージョンアップが激しいTwitter APIへの追従はオープンソースで人気であろうとは言えど、大変だろうなぁと思います。

SANSAN名刺データAPIを元に誰と誰が繋がっているのか? を可視化するネットワーク図を作成してみる(CData ODBC REST Driver + Power BI)

最近とてもCMが印象的なSANSAN

www.youtube.com

社長が持っている名刺にキーマンが含まれているにもかかわらず、その情報を部下が持っていないばかりに、商談の機会を逃してしまうというものでした。

社内での顧客管理の大切さを感じながらも、コメディタッチなCMで面白いのがいいですね。

そんな繋がりを、SANSANデータを元に可視化できたら面白いかも!? と思いSANSANから提供されているAPIを利用して、Network図を作ってみました!

こんな可視化をしてみた

構成イメージとしては以下のような感じです。

人対人だと、対会社で動いている繋がりが見えづらいので、会社情報を中心に、Graph DBのような形でデータをまとめてしまいます。

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そして、Power BIのNetwork Network Navigator Chartを使って、以下のようにビジュアライズしました!

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appsource.microsoft.com

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なぜそのAPIは使われないのか? クラウドサービスのAPIエコシステムを可視化する API Eco MAP プロジェクト

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今年のはじめに公開し、思った以上に反響を頂いた以下のBlog記事で、私はこんなメッセージを書いていました。

"API規約に準じることは、開発者がただ使いやすくなるだけではなく、他のアプリケーションやフレームワークとの親和性を高め、Web APIをもっと使ってもらい、もっとスケールする上で要ともなります。"

kageura.hatenadiary.jp

APIを公開することは、クラウドサービスにおいても、一つの競争力であり、サービスをスケールしていく上で要ですし、公開されてるAPIも右肩上がりで増加しています。

@ITでの「APIをデジタルビジネスプラットフォームの中心にするためにやるべき5つのこと」の記事でも

APIは、多くの企業にとって、もはや「取り組むべきかどうか」という段階にはない。」

とのメッセージが現在のAPIビジネス像を物語っているかと思います。

www.atmarkit.co.jp

しかし、有意義に使われるAPI、使われないAPI、そのAPIがサービスのスケールに貢献しているのかどうか? どうすばスケールできるAPI足り得るのか? という観点では、ベストプラクティスも可視化もなかなかできていないのが現状なのかなと感じています。

そこで、今回半分会社・半分個人的プロジェクトとして、各社が公開しているAPIのエコシステム状況を可視化するプロジェクトを始めてみました。

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Cloud Signの契約書発行状況をCData ODBC Driver for REST+Tableauで可視化してみる

今回は最近注目しているWeb完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」のAPIを使って、Tableauと繋いでみました!

CloudSignとは?

前述の通り、オンライン上で契約書を交わすことができるサービスなんですが、契約書の準備はもちろんのこと、それを契約先へWebベースで送付し、サインや必要事項の入力、はては印鑑までWeb上で完結してしまうという素晴らしいサービスです!

www.cloudsign.jp

以下のように今までの契約書のフォーマットに沿いつつ、構成することができ、なおかつ相手先もこのフォーマットベースで入力できるので、わかりやすいのがいいですね。

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いちいち印刷したものを再スキャンとかする必要も無くなるので、NDA等数多く契約締結が発生する契約書などは、すごくありがたいと思います。

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GCP(Google Cloud Platform)で MySQLを構成してみる

ここのところBigQueryを追いかけていましたが

kageura.hatenadiary.jp

せっかくなら、MySQLとBigQuery、セットで色々と組み合わせて使ってみたい!

ということで、MySQLも構成してみましたので、そのメモです。

GCP Cloud SQL

2018年2月現在、GCPではCloud SQLというサービス名で、[MySQL]と[PostgreSQL]の2つのデータベースPaaSを提供しています。

https://cloud.google.com/sql/docs/?hl=ja

個人的にMicrosoft SQL Serverが使えないのが寂しいところではありますが、なんかこのラインナップは私的にGoogleらしいな、と思わせます。(特に他意はありません。)

今回は、個人的に使い慣れているMySQLを選んでみました。

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CData JDBC Driverを使って、DbVisualizerからGoogle BigQueryのSQLを実行する

前回の記事でWeb ConsoleベースでBigQueryと戯れました。

kageura.hatenadiary.jp

でもBigQuery、せっかくSQL(正確にはちょっと方言がはいるのだけど)が使えるのだから、WebConsoleだけじゃなく普段使い慣れたツールから叩きたい! という方が居るはず!

というわけで、今回はクライアントツールからBigQueryと戯れてみました。

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BigQueryの事始め。Web Consoleと戯れる。

Burikaigiも終わり、引っ越しも落ち着いたので、ようやく中途半端に書いていたBlogをせこせことまとめています。

今回はGoogleが提供する、これだけでもGCPGoogle Cloud Platform)を使う価値があるであろう、BigQueryについてまとめてみました。

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cloud.google.com

BigQueryとは?

Googleが提供する「フルマネージドのエンタープライズ向けアナリティクス データ ウェアハウス」です。

2012年にリリースされているものですが、もともとGoogleの内部でGmail検索エンジンなどのビッグデータ処理に使われいたものを、フルマネージドサービスとして提供したのが始まりとのこと。

そのためペタバイト級のデータも数秒で処理することが可能と、あまりにも私が扱うデータ量からはかけ離れすぎて、実感が持ちづらいサービスです。

そんななかでも、わかりやすいBigqueryのデモが以下のYoutubeかと。120億行の正規表現マッチ付き集計が5秒で完了・・・。これは・・・早い・・・。

www.youtube.com

さすがに120億とは行きませんがサンプルデータとして、Wikipediaのデータ(313,797,035件、約3億件 35.7GB)が提供されているので、部分一致検索を試してみたところ、1.6秒・・・。早いですねー。

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それ以外にも特徴として、基本的にはRDBと同じような形でSQLベース(ただし、BigQuery用として作られたスーパーセットのため、ある程度方言はあり)で扱えること

ストレージ・クエリ実行時のデータ量単位での使いやすい料金(安いかどうかは使い方次第)

REST APIや各種ライブラリ(C#JavaRubyPython・GO・Node.js・PHP)の提供

などなど、開発者が扱いやすい環境がかなり整っているサービスです。

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