第6回JDUC(Japan Dynamics User Community)勉強会イベントレポート
今日は12月13日(水)に開催した第6回JDUC(Japan Dynamics User Commnity)のイベントレポートをお送ります。
今回私も1セッション担当させてもらいました!
なお、このレポートは「CData Software User Group Advent Calendar 2017」の15日目です!
もう年明けまで折り返しですね。
JDUCって?
Dynamics (365、AX、CRM、NAV、etc)シリーズについて、勉強会を中心に実施している、ユーザー主導のコミュニティです!
日本でMicrosoft Dynamics製品を扱うユーザーコミュニティ
Dynamics 製品について情報共有したり、学び、活用
ユーザー主導!企業を超えたつながりで、Dynamicsの世界を広げる
今回のセッション概要
今回のセッションはDynamics 365のJuly Updateの内容を中心に、まだお話を聞くことが少ないProject Serviceについてのセッションもありました!
19:30 Dynamics 365 新機能 外部APIと連携できる仮想エンティティの活用方法
Dynamics 365 July Updateで新しく追加された仮想エンティティ機能。 外部のWeb APIを擬似的なエンティティとして利用できるこの機能の使い方・活用方法をお伝えします。
登壇者:杉本 和也 CData Software Japan 合同会社 Lead Engineer
Microsoft MVP Business Solutions
20:00 Dynamics 365 for Project Service Automation導入のポイント
Dynamics 365 CRMシリーズでもちょっとひと癖あるProject Service Automationの導入ポイントとその効果、導入事例、営業経験からフィットするお客様(マーケット)をご紹介します。これから一緒にPSAのマーケットを拡大していきたい方、必見です!
登壇者:柿崎 直紀 株式会社ROITパートナーズ Chief executive officer
20:30 クライアントAPIアップデート
登壇者:中村 憲一郎 Microsoft Solutions Architect
Dynamics 365 新機能 外部APIと連携できる仮想エンティティの活用方法
最初のセッションは私から!
Dynamics 365 v9.0から追加された、仮想エンティティの機能について解説しました!
www.slideshare.net
すでにBlogで詳細を書いていますが、仮想エンティティは今までの連係パターンとは一味ちがった、とてもおもしろい新機能です。
ODataのエンドポイントを用意するのがちょっと大変ですが、その際には是非以下のAPI Serverを試してみてください。
既存のデータベースから数分でOdata WEB APIが構築できるので、この機能を試すにはもってこちです!
ちなみに、他のWeb APIをODataに変更するという役割もありますので、Kintoneのデータを表示したりもできますよ!
ただ、GUIDがデータベースに存在しないといけないので、要注意です!
Dynamics 365 for Project Service Automation導入のポイント
続いては柿崎さんからDynamics 365モジュールの一つである、PSA(Project Service Automation)の導入ポイントについて!
私自身もまだまだ、触った経験が少ないPSAですが
MSでも公開されている実際の導入事例を元にしながら、PSAのポイントや特徴を話してもらえました。
私は結構Dynamics 版MS Projectのイメージが強かったので、PSAがどんな形で業務に適用されていくのかを解説してもらえた今回のセッションはすごく勉強になりました。
特にERPとPSAの業務カバレッジの比較等は腑に落ちる点が多かったです。
クライアントAPIアップデート
最後はMS中村さんから、新しくなったクライアント側APIについてお話してもらいました。
www.slideshare.net
Web中心からモバイル・タブレット中心へ
と最近変化が激しいDynamics 365ですが
2011から脈々と続いたクライアントサイドのAPI(Javascriptで利用する)のオブジェクトが一新されたのは今回のJulyアップデートの中でも取り合わけ大きな変化だったと思います。
既存の慣れ親しんだXrm.Pageがゆくゆく使えなくなるはちょっと残念ですが
新しいDynamics 365のプラットフォームにあわせて、全体をしっかりとデザインし直している感じがしました。
まあ、個人的には新しいODataエンドポイントを扱うためのXrm.WebAPIというオブジェクトが出たことが何よりも嬉しかったりしますが。(旧RESTのときは、SDKにSDK.REST.jsがあったのに、新しく無ってから同梱してくれなかったですからね・・・。)
おわりに
次回開催は今のところ未定ですが、Navも新しく出てきましたので、そのあたりのセッションを是非聞いてみたいなぁと思ったりです。
セッションしていただける方、一度は登壇してみたい方、どしどし募集中です。