【勉強会】Interact x Cloud Samurai 2016 Summerに行ってきた
Interact x Cloud Samurai 2016 Summerに行ってきましたので、そのメモ書き。
System Center User Group 主催のコミュニティイベントという立ち位置らしいです。
どちらかといえば、インフラ系のセッションが中心。
「マイクロソフト製品、クラウド ソリューションを効果的に運用・構築するために知っておきたいこと」
■Interact x Cloud Samurai 2016 Summer
https://technet.microsoft.com/ja-jp/windowsserver/dn891434.aspx?f=255&MSPPError=-2147217396
トラックが4種類の4コマで合計16セッション行われていました。
以下、ちょー走り書き。 (゚⊿゚)
KeyNote インフラエンジニアの当たり年~ 今年を逃したら
高添さん
今年のインフラトピックまとめ。そして今後クラウドを基盤としたインフラに対してエンジニアはどのように携わっていくべきか。
どのようにインフラは変わっていくのか、といったメッセージが中心のセッションでした。
■時代はCloud型
新しい機能が出てきました。そこに対して、こちら側のリアクション、どのように受け止めるべきか。
アップデートが行われるたびに、それが本質的に使えるかどうか。自分のベースにどのように組み込めるのか。
新しい製品が2,3年周期に出るのではなく、連続的に、常にアップデートが行われていく中で、どのようにアップデートを見極めるかが大事よ。
でも、不要な機能はそがれていくから、残っていく内容は本質的ではある。
(まあ、言いかえれば、流行のとりあえず感ある機能もアップデートされるかもね、みたいな。だからこそ、受け取る側の采配が大きく問われる感じかなぁ)
■インフラ系が大きく変わる年ですよ! Server製品いっぱい出ます(出てます)
- Windows Server 2016
- System Center 2016
- SQL Server 2016
- SharePoint Server 2016
- Exchange Server 2016
- (書いてなかったけどDynamics CRM Sever 2016もね)
- (Azure Stack)
■Azure Stack インストールしてみて!
自社サーバにAzure環境がインストールできる、っていうのは聞いてたけど、
インストールすることで見えてくるものがある、って言われると、あーなるほどと。
そこで含まれるコンポーネント、内部の動きが見える。
VMが10個作られてたり、SQL ServerでAzureのデータベースが見れたり。
オープンに、低レイヤーを理解することができる。
(これ、結構大事ねぇ。Dynamics CRMもやっぱりインストールしてみて、理解できる部分が多かったし。)
セッション1:Azure OverviewMicrosoft Azure の概要と最近のアップデート
青木さん
いろいろとAzureのPaasを紹介してくれました。結構知らないものが多かった。
以下、気になったトピックまとめ。
■Cloud Service???
とりあえず、Cloud Serviceは、App Serviceよりもレイヤーの低い部分のコントロールが可能。Fablicについていくのが精一杯で全然理解していない。
そもそも名前がややこしい。
そもそもWorkerRoleの理解がいまいち。
■Service Fablic???
クラウド由来のインフラアーキテクチャを提供できるPaaSという理解
もともと、Azureの各Paasサービスで提供されていたクラスタ構成、フェールオーバーの構成がService Fablicで利用することができる。
■Azure Functions? 関数を実行するサービス?
Azureの各PaaSサービスと結合できる、ちょー小さなプログラム実行サービスという理解。
個人的には、Azure PaaS Pluginという感じに受け止めた。
各PaaSのバインディング先、例えばBlobなどを指定して、組み込むらしい。
例えば、Blobに画像が登録された際に、「リサイズを実行」する、みたいなFunctionとか。
以下のサービスにバインディング可能
- Azure DocumentDB
- Azure Event Hubs
- Azure Mobile Apps (テーブル)
- Azure Notification Hubs
- Azure Service Bus (キューとトピック)
- Azure Storage (BLOB、キュー、テーブル)
- GitHub (webhook)
- オンプレミス (Service Bus を使用)
セッション2:OMS ログ分析のある生活
指崎さん/杵島さん
OMSを利用した監視・ログ分析について。
個人的に一番ヒットしたスライド。監視そのものの考え方、アプローチをわかりやすくまとめてくれてました!
しかし、スライドシェアとかにまだあがっていない……。
■監視管理の考え方 クラウド時代の監視
監視はおおまかに分けて2種類あるという考え
・サービスの死活 リアルタイムモニタ
・ログ分析 パフォーマンス分析 構成分析
■OMSとは Operations Management Suite
Azure で提供されている運用管理のソリューション群
以下のサービスがあげられるとのこと。
- Operational Insights
- Backup
- Site Recovery
- Automation
以下のBlogがわかりやすかった。
クラウドで提供されるサービスだけど、オンプレミスにもエージェントをインストールすることで、そのサーバの監視が可能みたい。
System Centerと連携してもいいらしい。
■Office365のOperational Insights?
OMSにOffice365監視ソリューションというものがあるらしい。
Azure ActiveDirectoryでのログイン試行回数、SharePointだとアクセスされたドキュメントおよび関連するアカウントやIPアドレスまで見れるらしい。
アクティビティという言い方がいまいちわかりづらい。一回使ってみないとなんともという感じが。
アラートも諸条件を組み合わせて、組み込めるみたい。
セッション3:App Creation LogicApps/PowerApps / Flow が拓くユーザーサイド開発
小尾さん
Logic Appsを中心に、最近リリースされたPower AppsやFlowについて総括。
各アプリの立ち位置をわかりやすく解説してくれました。
Power AppsやFlowはAzureのLogic Appsベースで構成されている。
Flowは個人ユーザー単位でのLogic Appsみたいな!
Logic Appsはシステム管理的視点で組み込めるものか!
Logic appsでセキュリティがダメな理由がよくわかんなかった。
Jsonで細かな設定ができるのはいいね。
・Logic Flowはシステム展開 ・Power Appsは組織展開 ・Flowは個人展開
とりあえず、セッションを聞きながら、手を動かしていた。
セッション4:Power BI 今なら聞ける! Power BI の基本と OMS の Power BI 連携
清水さん
Power BIの使い方とOMS連携について。個人的にGatewayというものの存在を知れたのが一番の収穫。でもPower BIの容量には注意。
www.slideshare.net
Power BI Gateway(Power BI Proが必要)
オンプレミスからデータの吸い上げが可能になるツール
なるほど! このGatewayを通じて、オンプレミスのSQL Serverなどからデータを吸い上げて、Power BI上で分析できるようになるのね!
Power BI Gatewayとは
Power BI Gateway - エンタープライズ版 | Microsoft Power BI
Gatewayの設定方法
Power BIの画面のQAから問い合わせを投げることで、その自然言語による問い合わせに応じて、グラフが表示されるというのは、びっくり。かつ、そのグラフを編集することが可能、と。
Power BIってExchangeとも連携できたんだ……。ドメイン別のメール送付状況とか可視化できるって、、、なかなかいけてますね、、、。