【API Memo】MINIKURA、イントレプレナーに特化して、MNIKURA APIをベースとしたコンサルティング事業を提供開始
APIをベースとしたビジネスアプローチで面白いプレスリリースがありました。
Minikura API を提供する寺田倉庫がイントレプレナー向けに、Minikura APIをベースとしたコンサルティング事業を開始したとのこと。
公式のプレスリリースはこちら。
国内最大の物流ニュースサイト、ロジスティクス Todayでも取り上げられています。
Minikuraは今まで、20 社、30 サービスにシステムおよび機能をAPIを通じて、提供してきたとのこと。
代表的なサービスはスーツ販売のAOKI。ユーザーのサイズ・好みに合せた「スーツ・シャツ・ネクタイ」のセットを届けるサブスクリプションサービス「suitsbox」のコンサルティングを実施し、サービスの実現をサポートしているとのことです。
このプレスリリースのポイント
MinikuraはAPIが提供する要素を以下の3種類に分類した場合、ビジネスリソースを提供するAPIと捉えることができますが、
そのビジネスリソースを既存のサービスに対して、APIを通じてどのように提供することが可能か? をコンサルティングベースで提供する、というのは面白い試みだと思います。
しかしながら、このアプローチそのものは、Microsoft Azureに代表されるようなクラウドサービス企業では、当たり前の試みかもしれません。
Microsoft でもAzure アプリ コンサルティングという形で、Azureのエンジニアが一対一でAzureの機能をどのように有効活用してもらうべきか? というサービスを提供しています。
契約書管理のクラウドサービス CloudSignでもパートナーアライアンス専門の担当者を据えるなど、以下に自社のサービスを他社サービス、他社ビジネスプロセスに取り込んでもらうべきか? という取り組みを強めていますので、API公開+ソフト面でのアプローチ・戦略は今後もっと重要なものになっていくものと思います。
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— 橘大地 (@d_ta2bana) May 16, 2018
Minikura のAPIについて
Minikura APIは仕様書こそ公開されていないようですが、以下のようにAPIの取り組みに関する情報が公開されています。
www.slideshare.net
雑誌日経BP社から販売されている「API革命」でも大きく取り上げられていますね。
ロジスティクス分野では日本でも先駆け的存在で、「LogiTech解放区」というロジスティクス分野のTechアプローチに関するコミュニティサイトも運営しているのが特徴的です。APIとロジスティクスに関するレポートも興味深いのが多いので、おすすめです。