Morning Girl

Web API, Windows, C#, .NET, Dynamics 365/CRM etc..

【イベントレポート】第27回 Japan SharePoint Group 勉強会に参加してきました。 

11月3日に東京で開催された、第27回 Japan SharePoint Group 勉強会に参加してきました!

SharePoint勉強会では、初めてのセッションを担当させてもらったのですが、とてもいい経験をさせてもらいました!

jpsps.doorkeeper.jp

なお、Youtubeも公開されているみたいです。

www.youtube.com

以下、簡単なレポートをば。


Microsoft Ignite 2017 に行ってきました:太田さん

太田さんからは、Microsoft Ingniteで発表されたたくさんのSharePoint新機能解説!

www.slideshare.net

個人的に気になった新機能は以下のとおりです。

・Zipファイルの内部をビューで確認できる! IllustratorとかPhotoshopプレビュー機能が便利だった記憶がありますけど、これでさらに捗るようになりますねぇ。

・Flow Launch Panelいいですよね。Dynamics 365も呼び出せるようになりましたけど、これでかなりFlowの利用、他のアプリとの連携がどんどん加速する感。

・Power Appsによるカスタムフォーム。Infopath族だった私には、時代の流れを感じます。PowerAppsはもうちょっと利用が進むといい感じと思うので、これで結構大きく状況が変わるかなぁと思ったり。

SharePointとAzure Functionsを組み合わせた マルチクラウドなサーバーレスアーキテクチャの展開方法:私

私のセッションでは、SharePointとAzure Functionsを組み合わせたお話をさせてもらいました。

www.slideshare.net

実際に、弊社に問い合わせがあった経緯をもとに、今のマルチクラウドの現状と組み合わせながら、デモも交えつつお話させてもらいました。

デモでは、ただ問い合わせを登録するだけだと面白くないので、Money forwardさんのドライバーも組み合わせて、取引履歴も合わせつつ、サポート対応できるようなイメージで作ってみました。

やっぱり問い合わせの時って、その問い合わせ内容だけでなく、その会社・ユーザーのコンテキストを抑えなければいけないシチュエーションは多いと思うので、もっとこんなマルチクラウドで存在しているそれぞれのデータを組み合わせながら、スムーズにサポート対応できればいいなと思いながら、紹介させてもらいました。

ちなみに、Azure Functions上で以下のドライバーを利用して、構成しています。

MoneyForwardドライバー

https://www.cdata.com/jp/drivers/moneyforward/download/ado/

SharePointドライバー

https://www.cdata.com/jp/drivers/sharepoint/download/ado/

オンライン学習してみよう:山崎さん

イベント主催の山崎さんからは、SharePointのオンライン学習リソースの紹介。

Lynda.comというオンライン学習サイトがあったんですね。

japan.zdnet.com

かなりのSharePointビデオがある感じ。でも、Dynamics・・・少ない・・・。

www.lynda.com

Microsoftパートナーであれば、パートナーポータルのドキュメントが結構充実していて、いいですよね。

PnP のモダンページプロビジョニングについて:井上さん

www.slideshare.net

SharePointサイト、ページ、アプリ、Webパーツの配置をするためのLibraryがあったんだと、意外と目からウロコ。

https://dev.office.com/patterns-and-practices

確かに申請用リストに登録された後、Logic Apps & Azure Functionsで呼び出せれば、相当便利そう。

最近でたSharePointの本を読んでみた:黒宮さん

黒宮さんからは、最近出たSharePoint本の感想LT。

www.slideshare.net

個人的に、こうゆうLTが増えてくれると、結構嬉しい感がありました。

ひと目でわかるOffice 365サイトカスタマイズ&開発編 SharePoint Server 2016対応版

ひと目でわかるOffice 365サイトカスタマイズ&開発編 SharePoint Server 2016対応版

ひと目でわかるOffice 365ビジネス活用28の事例 SharePoint Server 2016対応版 (マイクロソフト関連書)

ひと目でわかるOffice 365ビジネス活用28の事例 SharePoint Server 2016対応版 (マイクロソフト関連書)

(なんでKindle版が無いのか・・・orz)

4分でわかるSharePoint:榊原さん

榊原さんからは、SharePointとは何か!? という刺激的な内容のLT。

Sharepointはアプリケーションプラットフォーム!」そして、「データソースとしての活用!」

Flow やPowerBI、そして「CDataドライバー」から、活用しよう!という、とてもとても大事なお話でした!

www.instagram.com

榊原さん、ありがとうございました!

無課金でここまで戦えるSharePoint:日比野さん

SharePointを利用するエンドユーザー企業として、日比野さんからはノーコンサルかつ標準機能で業務改善した例の紹介。

どうやって上司やユーザーを巻き込みながら、SharePointを展開していくか。具体的に利用してもらうか。

日比野さんの大変だった経験が感じられるセッションでしたが、単純な導入事例より、こうゆうお話が増えると逆に導入企業の敷居が下がるんじゃなかろうかと思ったりですね。

Microsoft Teams 展開前に抑えておきたいポイント:前田さん

個人的にとても好きな前田さんのセッション。

Teamsという新しいコミュニケーションのツールを導入する上で、どのような形で展開していくのが、望ましいのか? 

組織、人、どんな人達が全体として存在し、どんな形で組織に浸透させていくべきなのか、という、Teamsだけに留まらない新しいコミュニケーションプラットフォーム・ツールを導入する上では必ず壁となるであろう課題にどのように立ち向かうべきかというお話でした。

土日に勉強会に来る人は、変人らしい!? 変人が保守的な人をすぐには説得できないよ、と。隣り合った、影響を受けやすい、受け入れられやすい人からアプローチしていく、というお話はすごく示唆に富んだ内容でした・・・。

twitter.com

個人的にTeamsはSlackよりも導入する敷居が低い(Tech企業ではなく、一般企業にとって)とは思いますが、それでもSkypeクラスで当たり前のツールにするには、まだまだ壁が多いですよね。

Line Worksとかのほうが馴染みやすいのかな。

それとコミュニケーションはツールが解決してくれるわけではない!という当たり前のようで、見失いがちな認識は立ち返る場所として、大事ですよね。

【新常識】クラウドだけのセキュアなオフィス環境:野呂さん

個人的に、メインの内容よりも、ベトナム企業とのコミュニケーション経験のお話が面白かった野呂さんのセッション。

クラウド化でやっぱり世界中の人と仕事がしやすくなってますよね。Azureが共通語として存在していたり、TeamsやSlackでリアルタイムにコミュニケーションやドキュメントの共有・同時編集ができたり。

それにしても、ベトナムのXamarinユーザーコミュニティが4000人も居るのは、すごく驚きました。。。

ドキュメントライブラリに画像認識機能を追加してみる:及川さん

www.slideshare.net

SharePointに保存された画像を、Cognitive Servicesを使ってキーワードを追加!

いいなぁ。こうゆうデモ楽しいなぁと思いながら見ていました。

Flow・Azure Functions・Custom Vision API・Notficationとまさに今のクラウド時代を象徴するかのような、アーキテクチャ構成!

個人的に、CRMがメインだった経験から会社の製品とかを覚えさせると、フィールドサービスとかと組み合わせて色々展開できそうだなぁと感じました。

夢ある未来に向けてITの出来ること:古宮さん

古宮さんから、社会人としての心構えや、自社ビジネスにおけるAIの取り組みに関するセッション。

仮説検証を怠らない。大事ですよね。ビジネスの構築も、マーケティングもどんどん仮説検証スタイルが増えている感があります。

それに、管理職の仕事はAIで代替できる! っていうのは、やっぱりこれからの時代の組織のあり方を示唆してますよねぇ。

弊社もエンジニアが9割の会社なので、組織・カルチャーが本当に今までとは違うなぁと感じながら最近過ごしています。


以上です。

皆さんありがとうございました!

ちなみに次回はSharePoint勉強会 in 名古屋に参加予定です。