【Dynamics 365】【Live Assist】【CRM Portal】Live Assist for Dynamics 365 Pewview の構成手順
前回まで2回にわたって、Live Assistの機能紹介をしてきました。
最後にLive Assist for Dynamics 365 Previewの構成手順で締めたいかなと思います。
前提条件
この記事を書いている4月15日(すいません、予約投稿しているので公開日は違います)時点では、まだLive Assistは日本リージョンに対応していません。
一応Live AssistのBlogだったかどこかに、4月後半ぐらいには日本リージョンも対応するよ? みたいなことが書かれていた気がしますが、まあ気長に待つのがいいと思います。
なので以下のUSのDyfnamics 365サイトからトライアルを取得して、試しましょう。
https://www.microsoft.com/en-us/dynamics365/sales
構成手順
US版Dynamics 365(crm.dynamics.com)を構成すると、管理センターのアプリケーションタブに「Live Assist for Dynamics 365」が表示されているのがわかるかと思います。
ここから、「構成」をクリックします。
アクセス許可の承諾画面が表示されるので、「承諾」をクリック
Live Assistセットアップ画面が表示されるので、対象のインスタンスと連絡先メールアドレスを入力し、同意にチェックを入れて、送信ボタンをクリックします。
するとプロビジョニングが自動的に開始されていきます。
プロビジョニングが完了すると、以下のようなメールが送られてきます。
Live Assist 管理ポータルに移動すると、以下のように連絡先情報の入力が求められるので、それぞれ入力し
再度承諾を実施
これでようやく使える状態となります。
なお、初期状態ではLive Assistを埋め込んだサイトは無い状態なので、「スタート」リンクから行ける、デモ用のサイトで動作を確認することができるようになっています。
この段階になると、Dynamics 365上でもLive Assistが表示されるようになっています。
CRM Portal への埋め込み
せっかくなので、CRM Portal にLive Assistの機能を埋め込んでみます。
そんなに難しくはありません。あらかじめポータルはセットアップしておいてください。
今回はCRM Portal の「Customer Self Service Portal」へ配置してみます。
まず、Live Assist管理画面から、「スタート」→「②」で表示される埋め込み用Javascriptコードをコピーします。
Dynamics 365に移動し、Poralの「Content Snipetts」をクリックします。
Content Snippetsの一覧に「Chat Widget Code」という専用のレコードがあるので、これをクリックします。
HTMLタイプのContent Snippetsになっているので、リッチテキストエディタで一度コードタイプに変更し、先程コピーしたLive AssistのJavascriptコードを埋め込み、保存します。
設定後に一回再起動したほうがいいかもですね。
以下のような感じで、CRM Portal にLive Assistが表示されました。
このように、Live Assistを設定するだけであれば、とても簡単に実施できます!
まだまだ日本語の情報が少ない段階ではありますが、結構面白いアプリケーションだと思うので、ぜひ積極的に提案していきたいところですねぇ。
参考
Live Assist Knowledge Baseとか
https://support.liveassistfor365.com/hc/en-us
Live Assist for Dynamics 365 – First Look
https://blogs.technet.microsoft.com/lystavlen/2017/03/16/live-assist-for-dynamics-365-first-look/