読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Morning Girl

Windows, C#, .NET, Dynamics CRM etc..

【Dynamics 365】【8.2新機能】【Preview】アプリデザイナーとカスタムアプリの作成 その2 とりあえず作ってみる

8.2 Dynamics 365 Dynamics CRM

前回アプリの概要をお話しましたので、今回は実際の活用シナリオをイメージしてアプリを作ってみました。

シナリオ

新規リードへの電話営業活動アプリというお題にしてみました。必要モジュールは標準のものだけ。

サイトマップ ダッシュボード リード 営業案件 活動 目標

・ダッシュボード 営業活動ダッシュボード

・エンティティ ・リード ・営業案件 ・活動 ・目標

以下のような感じにしたいと思います。

f:id:sugimomoto:20161212130104p:plain

アプリの初期設定

まず、カスタマイズの画面から「アプリ」を選択して、新規を押します。

f:id:sugimomoto:20161212130129p:plain

最初にアプリの名前・説明・それからURLを決定します。

これは、新しいDynamics 365のHOME画面から移動する際に利用されます。

f:id:sugimomoto:20161212130134p:plain

完了を押下後、アプリデザイナーのメイン画面が表示されます。

ここから、このアプリのサイトマップおよび使用するダッシュボード・業務プロセスフロー・エンティティ(フォーム・ビュー・グラフ)を決定します。

f:id:sugimomoto:20161212130139p:plain

サイトマップの設定

最初にサイトマップを構成してみます。矢印ボタンをクリックすることで、サイトマップデザイナーに移動します。

f:id:sugimomoto:20161212130145p:plain

サイトマップの基本概念は今までと変わりません。

SiteMap を使用したアプリケーション ナビゲーションの変更

Area・Group・SubareaをGUIベースで定義していきます。

右側のコンポーネントからドラッグ・アンド・ドロップで、サイトマップ上に配置することもできます。このあたりがとても作成しやすくなっていいですね。

f:id:sugimomoto:20161212130204p:plain

対象のAreaを選択すると、プロパティを変更できます。

f:id:sugimomoto:20161212130208p:plain

サブエリアを選択すると各要素(ダッシュボード・エンティティ・Webリソース・URL)を設定できます。

これを使って、今回利用するダッシュボードやエンティティを設定していきます。

f:id:sugimomoto:20161212130212p:plain

とりあえず、以下のような感じで配置してみました。

f:id:sugimomoto:20161212130216p:plain

保存して前の画面に戻ると、サイトマップで追加したエンティティが自動的にアプリのエンティティとして追加されていることがわかるかと思います。

自動的に依存関係を読み取って、定義してくれるので、この辺は大変ありがたい。

f:id:sugimomoto:20161212130221p:plain

ダッシュボードの追加

続いて、ダッシュボードの追加です。

特に難しいことはありません。ダッシュボードの要素をクリックすると、右側に現在のカスタマイズで定義されているシステムダッシュボードが一覧表示されるので、ここから必要なダッシュボードを選択します。

f:id:sugimomoto:20161212130229p:plain

選択すると、要素に追加されました。

f:id:sugimomoto:20161212130235p:plain

あと、1つポイントとして、下の矢印ボタンをクリックすることで、既存のカスタマイズ画面へシームレスに移動することができます。

f:id:sugimomoto:20161212130247p:plain

こんな感じですね。

f:id:sugimomoto:20161212130252p:plain

そのため、アプリデザイナーをカスタマイズ画面の主軸としながら、アプリを構成することも可能です。また、後でも記載していますが、エンティティ・フォーム・ビュー・グラフでも同じ遷移が可能です。

業務プロセスフローの追加

続いて、業務プロセスフローです。こちらもダッシュボードと基本的には変わりません。

業務プロセスフローを選択することで、右側の一覧が表示されますので、ここから必要な業務プロセスフローを選択します。

f:id:sugimomoto:20161212131442p:plain

f:id:sugimomoto:20161212131447p:plain

ただ、一番大きな変更点として、業務プロセスフロー専用のデザイナー画面が追加されました。

また、業務プロセスフローの機能そのものが拡張されていて、業務プロセスフローからオンデマンドワークフローの実行なども可能になっています。

このあたりは、別途記事についてまとめていきたいと思いますので、今回は割愛します。

f:id:sugimomoto:20161212131453p:plain

エンティティの追加・フォーム・ビュー・グラフの追加

最後にエンティティです。

今までのプロセスを踏んでいれば、基本的に必要なエンティティは下記の通り定義されているかと思います。

ここから、それぞれのエンティティに存在するフォーム・ビュー・グラフを必要なものだけピックアップしていきます。

なお、初期段階ではすべてのフォーム・ビュー・グラフが提供されるようになっています。(「すべて」の記載がそれです。)

f:id:sugimomoto:20161212131505p:plain

基本的な操作方法は、ダッシュボード・業務プロセスフローと変わりません。各フォーム・ビュー・グラフをクリックすると、必要なコンポーネントを選ぶことができます。

以下はフォームです。フォームは利用するユーザーごとでレイアウトを変えるシチュエーションが多いかと思いますので、できるだけここで明示しておいたほうがいいかもですね。

f:id:sugimomoto:20161212131509p:plain

ビューもそのアプリで使うのに必要なものだけをピックアップします。

f:id:sugimomoto:20161212131514p:plain

1つ注意したいのは、特殊なビュー(関連・高度な検索・検索ダイアログ)ですね。

ここはシステム的に使わざるを得ないものがあるかと思いますので、基本全部選択してもいいかなとも思ったりします。

f:id:sugimomoto:20161212131525p:plain

グラフはわかりやすいですね。

f:id:sugimomoto:20161212131532p:plain

それぞれ、同じようにチェックをすることで、以下のように要素へ追加されます。

もちろん矢印ボタンをクリックすることでカスタマイズ画面へ移動することも可能です。

f:id:sugimomoto:20161212131536p:plain

保存・検証と公開

作成したアプリは保存の上、公開する必要があります。このあたりはいままでのカスタマイズと同じですね。

f:id:sugimomoto:20161212131540p:plain

なお、検証を押下すると、以下のように依存関係や全部のコンポーネントを対象にしてしまっていますよ、といった警告メッセージが表示されます。

まだどのくらいまでメッセージが出るのかは検証しきれていないですが、ここである程度、依存関係の問題はクリアできそうですね。

f:id:sugimomoto:20161212131544p:plain

公開後、Dynamics 365のメニュ-に以下のような感じでアプリが追加されます。

f:id:sugimomoto:20161212131548p:plain

サイトマップで定義したとおりに出てきました。(アイコンが微妙ですね。)

f:id:sugimomoto:20161212131554p:plain

ビューもピックアップしたものだけが、表示されています。

これにより、ユーザーさんは不要なビュー・フォームとかを意識することなく、アプリを使って業務に集中できるかなと思います。

f:id:sugimomoto:20161212131559p:plain

対象セキュリティロールの設定

最後に、ちょっと面倒なセキュリティロール設定。

アプリにはそれぞれアクセス可能なセキュリティロールを設定することができるのですが、設定箇所が今までのカスタマイズ画面では提供されておりません。

設定→アプリケーションの「マイアプリ」に移動する必要があります。

f:id:sugimomoto:20161212131608p:plain

このマイアプリでロールの管理項目がありますので、ここから設定します。

f:id:sugimomoto:20161212131613p:plain

設定方法はフォーム等と同じように、必要なロールを選択するだけです。

f:id:sugimomoto:20161212131618p:plain

所感

とりあえず、以上ですが、まだプレビュー段階ですので、次回のリリースでまた結構変わるのかなと思っています。

特にセキュリティロールの設定箇所なんかは、カスタマイズ画面に統合されるかと思いますし、まだデザイナー画面の操作感がいまいちなところもあるかなと。

ただ、これによりパワーユーザーだけでなく、ベンダー側でも独自のアプリを提供しやすくなった気もしますので、色々と利活用の幅が広がったのではないかなぁと思います。