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【Dynamics CRM】サンドボックスインスタンスの構成

Dynamics CRMでは25ユーザーライセンス(Pro)以上購入された方を対象に

本番用インスタンスとは別に、サンドボックスと呼ばれる開発や検証で利用できるインスタンスが提供されます。

結構昔から提供されている機能ですが、アップデートに伴って、いろいろと機能が拡充されているのと

改めて構成から順を追って取り上げている記事が無いので、書いてみたいと思います。

CRM Online サンドボックス インスタンスの管理

https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn659833.aspx

サンドボックスインスタンスの特徴

サンドボックス環境の特徴として、以下の機能が提供されています。

この辺りが思いのほか知られていない機能ないし制約条件かなと思います。

特にコピーに関しては、

■管理モードの設定

  セキュリティロールでシステム管理者の権限を持っているユーザーのみ

  サンドボックス環境にアクセスできる構成にすることが可能です。

  非同期ジョブ(PluginのAsyncや非同期ワークフロー等)が動作しないような

  設定することも可能です。(たぶん非同期処理サーバーに負荷をかけないため)

■環境のコピー

  本番インスタンスからのサンドボックスインスタンスへのコピー

  サンドボックスインスタンスからの別サンドボックスインスタンスへのコピー

  コピーの種類としては、カスタマイズ・データまで含めた

  「完全コピー」カスタマイズレベルのみの「最小コピー」が実施できます。

  https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn659832.aspx

■バックアップの復元先としての指定

  Dynamics CRM 2016 Update1からバックアップ機能が提供されていますが、

  そのバックアップの復元先として指定することができます。

■環境の編集

  インスタンス名・URLの変更、インスタンスの種類(実稼働・サンドボックス

  の切り替えが可能です。

■環境のリセット

  環境を初期状態に戻します。

  また、初期状態に戻す際にどのバージョンに戻すか選択することが可能です。

  今のところ、2015 Update1、2016、2016 Update1が選択可能。

■環境の削除

  サンドボックスインスタンスが構成前の状態に戻ります。

  ライセンスなどが無くなるわけではないです。

ちなみにDynamics CRMそのものの機能的な制約は基本的に無いという認識です。

サンドボックスインスタンスの構成手順

サンドボックス環境のライセンスがありますと、以下のように構成前のインスタンスが表示されます。

ここで、「構成」をクリックします。

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インスタンスの名称、URL、目的を記載します。

URLは後からでも変更可能です。

セキュリティグループはOffice365のグループを指定してアクセス許可を施すことが可能です。

実はいろいろと地味に機能があります。

https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn467371.aspx#BKMK_man_sec_group

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あとは、通常通り、Dynamics CRMの初期構成画面が表示されます。

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少し時間がかかりますが、サンドボックス環境が構成できました。

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Dynamics CRMにアクセスしますと、ヘッダーにサンドボックスと表記されます。

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あとは、必要に応じて、管理モードを設定しておいていいかなと思います。

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所感

試用版だけですと、サンドボックスインスタンスが提供されませんので、

なかなか試す機会が無いですが、これで少しサンドボックスの機能がイメージできましたら、幸いです。

また、いろいろと機能はあるものの、地味に制約条件もありますので、ご注意を。