スマートロック セサミのAPIを使ってみる
といわけで、前回に引き続きスマートロック セサミ
今回はAPIに触れていきます!
どんなAPI?
思っていたよりもシンプルなAPIです。ドキュメントは以下から。
CANDY HOUSE Developer Reference
できることはセサミ一覧の取得と鍵の開け締めだけ。個別取得APIもありますが、取得できる情報は一覧取得APIと変わりありません。
・セサミ 一覧取得API
・セサミ 個別取得API
・鍵の開け締めAPI
ユースケースとしては個人用というより、toB・Air BnBの鍵管理とかが向いているのかなと。
ちなみに以下でPostmanを利用したチュートリアルも公開されています。
https://docs.candyhouse.co/#sesame-api-tutorial
Third-Party Librariesとして、.NETやPython、Rubyのライブラリが公開されているのはありがたいところ。
https://docs.candyhouse.co/#third-party-libraries-plugins
続きを読むスマートロック セサミがイイ感じだったのでレビュー!
前々から欲しいなー、と思っていたスマートロックなる代物を買いました。
セサミ スマートロック本体 シャンパンゴールド工具不要取付 スマートフォンでドアを施錠解錠
- 出版社/メーカー: キャンディハウス(Candy House)
- 発売日: 2017/11/14
- メディア: Tools & Hardware
- この商品を含むブログを見る
久しぶりに、これはいい!!という代物だったので、書き留めておきたいと思います。
なにこれ?
スマートフォンで家の鍵の開け締めができる話題のIoT家電!(家電? 話題?)
公式ムービーがわかりやすいね。
スマートフォンのアプリで開けられるのはもちろん、iPhoneをノックしたり、Wifiと連携させると近づくだけで開くようになるという代物です!!
続きを読むAzure にHadoopディストーションのHortonworksを構成してみる
検証用にSparkやHadoop・Hive・HDFS等の環境が一式ほしいなー、と思っていたんですが、何やらHortonworksが良いらしいというのをUSのメンバーに聞き、早速試し見てみました。
はじめローカルで環境を構成しようとしたんですが、あまりにも把握するべき情報が多すぎて、心がオレマシタ。
Hortonworksとは?
エンタープライズ企業向けビッグデータ処理のためのHadoopディストーションの一つとのこと。
参考記事
リソース管理フレームワークにはYARN
DataAccessのためのフレームワークとして、Hadoop Mapreduce、Hive、Sparkが利用できて、しかもそれらを扱うためのToolsとしてZeppelin、
全体の管理用ツールとしてもAmbariがはいっている、まさにオールインワンなビッグデータ処理のためのディストリビューション。ありがたい。
Azureで、Hortonworks Sandboxを使い、Hadoop、Sparkを試してみよう
しかし、あまりにもコンポーネントが多すぎて、何が何やら把握しきれないのも事実。
各コンポーネントの説明は、以下のHortonworks チュートリアルの資料がわかりやすいです。
必要なもの
- Azure サブスクリプション
Azureでの構成手順
- Azure Portlにログインし、「+リソースの追加」から「Hortonworks Sandbox」を選択
- 以下のリソースで作成を実行します。
- 基本設定の構成では、各種項目を任意の内容で入力します。認証の種類は今回パスワードを選択しました。場所は近いところがいいでしょう。
- 仮想マシンのサイズは小さすぎると動かないらしいです。今回はHortonworksの方のQiita記事を参考に、「DS11_V2 Standard 」を選択しました。
- オプション機能の構成はデフォルトで進めます。場合によっては、無駄な課金を防ぐために自動シャットダウンを付けるのがいいと思います。
- 検証結果を確認の上、作成をクリックします。どうやらマイクロソフト MVPのサブスクリプションでは、マーケットプレイスの料金が別途かかるようですが、Hortonworks Sandboxそのものは無償なので問題はありません。
- これで構成が完了しました。
ネットワークの構成
Portリストは以下から確認できます。私はSparkも最終的に使用したいので、Sparkポートを開けました。
Chapter 1. Configuring Ports - Hortonworks Data Platform
ちなみに、すごく引っかかったのですが、マニュアル上はSpark Thrift Server Portは10015がdefaultだよと記載されているものの、実際の構成後には10016がPortになっています。要注意。
Customizing the Spark Thrift Server Port - Hortonworks Data Platform
以下のように構成できればOKです。
Hortonworks Dashboardへのアクセス
「VMのパブリックIPアドレス:8888」でアクセスできます。
user / password: raj_ops / raj_ops でログイン
Ambariにログインできました。
あまりログインが早すぎるといろいろと起動中になってしまうので、要注意。
さて、次回実際にもう少し触っていきます。
【API Memo】MINIKURA、イントレプレナーに特化して、MNIKURA APIをベースとしたコンサルティング事業を提供開始
APIをベースとしたビジネスアプローチで面白いプレスリリースがありました。
Minikura API を提供する寺田倉庫がイントレプレナー向けに、Minikura APIをベースとしたコンサルティング事業を開始したとのこと。
公式のプレスリリースはこちら。
国内最大の物流ニュースサイト、ロジスティクス Todayでも取り上げられています。
Minikuraは今まで、20 社、30 サービスにシステムおよび機能をAPIを通じて、提供してきたとのこと。
代表的なサービスはスーツ販売のAOKI。ユーザーのサイズ・好みに合せた「スーツ・シャツ・ネクタイ」のセットを届けるサブスクリプションサービス「suitsbox」のコンサルティングを実施し、サービスの実現をサポートしているとのことです。
このプレスリリースのポイント
MinikuraはAPIが提供する要素を以下の3種類に分類した場合、ビジネスリソースを提供するAPIと捉えることができますが、
そのビジネスリソースを既存のサービスに対して、APIを通じてどのように提供することが可能か? をコンサルティングベースで提供する、というのは面白い試みだと思います。
しかしながら、このアプローチそのものは、Microsoft Azureに代表されるようなクラウドサービス企業では、当たり前の試みかもしれません。
Microsoft でもAzure アプリ コンサルティングという形で、Azureのエンジニアが一対一でAzureの機能をどのように有効活用してもらうべきか? というサービスを提供しています。
契約書管理のクラウドサービス CloudSignでもパートナーアライアンス専門の担当者を据えるなど、以下に自社のサービスを他社サービス、他社ビジネスプロセスに取り込んでもらうべきか? という取り組みを強めていますので、API公開+ソフト面でのアプローチ・戦略は今後もっと重要なものになっていくものと思います。
SaaS新規事業に最も必要なエコシステムの作り方 by クラウドサイン ~リリース2年で導入社数2万社を突破したエコシステムの秘訣 ~ #saas # https://t.co/VfwJrtMHFg @SlideShareさんから
— 橘大地 (@d_ta2bana) May 16, 2018
Minikura のAPIについて
Minikura APIは仕様書こそ公開されていないようですが、以下のようにAPIの取り組みに関する情報が公開されています。
www.slideshare.net
雑誌日経BP社から販売されている「API革命」でも大きく取り上げられていますね。
ロジスティクス分野では日本でも先駆け的存在で、「LogiTech解放区」というロジスティクス分野のTechアプローチに関するコミュニティサイトも運営しているのが特徴的です。APIとロジスティクスに関するレポートも興味深いのが多いので、おすすめです。
【API Memo】ParabolaはExcelで苦闘している人々を救う――簡単プログラミング・アプリが220万ドルを調達
Techcrunchで気になるニュースがありましたのでメモ。
Parabolaという、クラウド上での簡単プログラミングアプリが220万ドル調達したとのことです。
Parabola公式サイトはこちら。
ぱっと見IFTTTやMicrosoft Flowなどといった、クラウドサービスワークフローの一種かな、というのが初見の印象ですが、Parabola自身が想定しているユースケースはもうちょっと違う感じです。
Techcrunchでは以下のように紹介していて
Parabolaが想定しているのは財務や販売の専門家で、Excelのシートを数十枚開き、数百ステップのマクロを実行しなければならないような作業を日常行っているユーザーだ。Parabola上で作業をモデル化すれば、あとは表計算シートの仕様による細部の修正などに煩わされることなく、処理が実行できるという。
ExcelやGoogle Spread Sheetのような表計算のデータを扱うのに長けたプログラミングアプリ、らしいです。
基本的には以下のように、入力元、出力先、そして変換処理過程を描いていくのですが
変換用のModuleがとても多いです。(以下、Google日本語翻訳に通したものです。)
ここから察するに、表計算ソフトのデータをベースとした簡易クラウドETL+ワークフローアプリケーションと言った方が馴染みやすいかなと個人的には感じました。
たぶんここのModuleの多さが、このParabolaの強みなのかなと感じます。あとUIが使いやすそう。
なお、データソースとして使用できるものは、現在以下の26種類。まだそんなに多くない印象ですが、APIの口があるので、いろんなアプリと繋ぐベースはある感じです。このあたりのAPIを通じたクラウドサービスコラボレーションはまだまだ広がりを見せますね。
これからに期待なクラウドサービスでした。
【API Memo】エムティーアイ、常陽銀行と更新系APIの利用に関する契約を締結
銀行の更新系APIを使用したアプリに関するプレスリリースがあったのでメモ。
エムティーアイが&PAY(アンドペイ)という決済・送金を可能にするスマートフォンアプリでの利用を想定し、常陽銀行と更新系APIの契約を締結したとのことです。
プレスリリースを見る限り、更新系APIは決済と送金に対応している模様。
記事はPR Timesで見つけました。
エムティーアイのプレスリリースはこちら。
常用銀行も以下のようなプレスリリースを公開中。
http://pdf.irpocket.com/C8333/bGi3/PM21/b51R.pdf
ちなみに、この更新APIを使用する&PAY(アンドペイ)に関しては、5月29日リリースなので、まだちょっと先です。アプリストアにもまだありません。
また、リリース当初も一部加盟店を対象として常陽銀行の従業員向けに提供するだけなので、実際に一般ユーザーが使えるようになるのはまだまだ先のようです。
ただ、プレスリリースには2020年までに国内300の金融機関とAPI連携を進めたいと書かれていますので、今後どれだけ多くの金融機関を巻き込めるかが、気になるプレスリリースですね。
API仕様はどうなっているのか?
こういうプレスリリースを見る度に、API仕様書を探すんですが、残念ながら常陽銀行は見つからず。
他の銀行をざっと探してみると、三菱UFJ銀行はかなりちゃんとしたAPIポータルを展開していますね。認証ヘッダーに --header 'x-ibm-client-id: REPLACE_THIS_KEY' とIBMの文字列が含まれているので、たぶんIBM API Managementを使って生成しているのでしょう。
三井住友銀行は、とても懐かしい感じのPDF仕様書です。残念ながら私はあまり読む気になれません。
http://www.smbc.co.jp/hojin/eb/web21/api/resources/pdf/web21_api_interface.pdf
【API Memo】Sansan API 情報まとめ
様々なクラウドサービスのAPIについて触れて回るまとめ記事。
今回は名刺管理クラウドサービスのSansanです。
Sansan は最近パブリックなAPI ポータルを公開したので、より親しみやすくなったのではないかと思います。
サービス・API 概要
公式サイトは以下から。
APIに関する概要は以下からどうぞ。
API Check Point
API Check Point | |
---|---|
サービスページ | https://jp.sansan.com/ |
サービス提供形態(SaaS/PaaS/OnPremises) | SaaS |
APIエンドポイント | https://api.sansan.com/v1.2 |
API ポータル / ドキュメント | https://docs.ap.sansan.com/ja/openapi |
トライアル有無 | なし |
SDK / Driver | なし |
サービスカテゴリ | 名刺管理 |
APIプロバイダ | Sansan |
APIフォーラム/掲示板 | なし |
SNS URL | https://twitter.com/SansanJapan |
認証モデル | Token方式 |
利用規約のURL | https://agreement.sansan.com/ja/rule/api.html |
範囲(Public / Internal / Private) | Public |
API アーキテクチャ | REST |
サポートされているリクエスト形式 | JSON, URI Query String / Read Only |
サポートされている応答形式 | JSON |
所感
Sansan APIは現在以下の7種類のエンドポイントをサポートしています。
- 名刺Set取得(期間指定)
- 名刺Set取得(条件指定)
- 名刺取得
- 名刺画像取得
- 名刺のタグSet取得
- 人物取得
- タグSet取得
注意したいのはすべてのエンドポイントがReadOnlyである点。
名刺画像を元に調整が加えられたデータであることを考えれば、致し方無い気もしますが、例えばAPIを通じて外部から画像をPostして、名刺データにするなどの使い方はできないので要注意です。
個人的に一番のユースケースとして考えられるのは、やはりCRMやマーケティングなど、他のクラウドサービスへのデータ連携でしょうか。名刺という顧客の一次情報はどこのクラウドサービスも欲しいですよね。
認証方式は、管理画面からユーザー単位で発行できるAPI Keyを用いたToken方式です。
公式に展開している他社サービスとの連携はSalesforceとZapiar
Salesforceは、Sansanの内部的に自動連携が組み込まれているので、使いやすい印象です。
Salesforce連携とは / ご利用可能な Salesforce エディションについて – Sansanサポートセンター